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2025年6月1日 18:43
森永本家血筋の元電通OLでもある安部昭恵が、プーチンと面会して、花束交換で涙を流した、という稀にみる陳腐なニュースが全国を駆け巡った。
これに対して、日本国内では、「昭恵さんにしかできないトランプ大統領、プーチン大統領との会見はえがたいものです」「シンプルに凄いと思う。あのプーチンとサシで、個人レベルで会える日本人って他にいるの?」などというコメントが飛び交っているという。(『日刊スポーツweb版』)
自由に意見がいえる社会はまことに結構なのだが、被害国であるウクライナの立場を度外視するのはいかがなものか。
2024年、ドイツの前ショルツ首相(連立政権)は、11月にプーチンに個人的な電話をした。これに対して、「パンドラの箱を開けた」と厳しい批判を行ったゼレンスキー大統領はじめ、ドイツ国民、欧州世界全体からも、「ロシアのプロパガンダに利用されるだけの政治音痴」という批判をあびて、その後の選挙であっという間に落選した。
他の欧州各国首脳も一通りプーチンとの話にトライして、あきれ、あきらめて、もう見放している状態だ。
そのあと、一周遅れのようなタイミングで、プーチンに会いに行けば、ロシアのプロパガンダに手を貸すことになるのは、明らかである。
卑劣な侵略戦争を一方的に開始して、民間人を大量に虐殺しながら戦火を拡大しているロシアのプーチン大統領に、劇場型で「平和をお祈りするパフォーマンス」をすること自体が、ウクライナの民族自決権への冒涜であるといえる。それに、現在の日本政治の力量で、ロシアの帝国主義的政治体制に変化を加えることができると考えていること自体、少々甘ちゃんではないか。
ロシアは、旧ソビエト時代から、戦場で兵士を大砲の餌としてばら撒いて消耗させることを平然とできる伝統的な「肉挽機」国家だ。2022年以降、それが再現されて衝撃を受けた人々が大勢いる。
また、旧ソビエト軍時代から、突撃を命じてのち、ひるむ兵士を、背後から機関銃で撃ち殺す「督戦隊」があり、現ロシア軍兵士も同じ状態であることが露見している。
つまりロシア軍兵士にとっては、「前も後ろも敵」だから、せめて故郷に残された家族の名誉のためには、仕方なく前に行って死ぬしかない。だが、ウクライナ軍の必死の抵抗闘争で、装甲車両が尽き始めており、今や、防弾装甲のない、兵士がむき出しとなったバギー車や、果ては自転車に乗って突撃する兵士までが登場しており、映像で上がっている。ウクライナ軍兵士さえも「これはなんなんだ」と戸惑う場面が頻繁に発生している。
他方、ロシア国内では、ウクライナ領土内でどこか一ヶ所でも、1mでも前進していれば、戦争を有利に進めているとしてロシア国営第一放送をはじめとしたメディアがプロパガンダで、国民に「戦勝ムード」をあおって異論が出せない状況で恐怖支配を敷いている。
この戦争の張本人であるプーチン大統領がいま、もっとも力を入れているのは、
①トランプからさえも見放されそうな「唯我独尊」を維持しながら、停戦には応じたくなく、かといって、欧米の軍事援助を拡大させたくないから、「交渉すればどうにかなりそうだという雰囲気と印象だけを演出して、ウクライナ支援の決断を鈍らせる」ための宣伝を徹底すること。
②加えて、停戦交渉が二転三転するなかで、まかり間違って交渉に臨むことになっても、「絶対的な主導権を確保したい」ということだ。そのためには、「ロシア大統領の存在感をあらゆる場面で強調する」ことを最重要課題にしている。
ロシア軍は兵士は無限とは言わないまでも、囚人や未決囚、借金棒引きというとんでもないシステムで、「捨て鉢人間」をどんどん供給できるから、時間の経過に比例してロシア軍が劣勢になるとプーチンは考えていない。
だから今やプーチンにすがって平和が到来すると期待するような人間は先進国のリーダーには一人もいない。
だが、「赤じゅうたん」をひらひらさせながら食虫植物のごとく、24時間、口を開けて「停戦交渉のキャスティングボードを握っているのは、まずロシアである」というプロパガンダに「引っかかる虫」を待っている。
そこに、安部昭恵が「飛んで火にいる夏の虫」のごとく入っていった。
なぜか?
安部昭恵は表むき「安倍晋三の顕彰」とか「平和」などというが、腹の底は違う。
安部昭恵が、旧安倍派のなかでの存在感を急速に失って風前の灯となっているのは知られたこと。しかも、それは因果応報であり、森友学園問題、赤木ファイル問題、統一教会問題、裏金問題しかり、安倍晋三と安倍昭恵の罪は深すぎる。
ところが、安倍昭恵は夫の死後、その威勢をかりて政界に進出しようとしたが、ふざけんな、ということでその野望は水泡に帰したと言われている。
それ以降も、なぜか懸命に存在感を出そうと画策しているのは、すでによく知られた話だ。
トランプに会いに行ったり、プーチンに会いにいったりするのは、それを挽回しようとしてやっている派手なパフォーマンスでしかない。まさに元電通OL、電通「戦略十訓」流の、「周囲を引きずり回せ」の教え通りにやっている。
そもそも、森永創業家の看板を背負っているから、モチベーションは途切れることはないだろう。
安倍晋三は安部昭恵の実家・森永と定期的に懇親していたから、森永からすればついに権力の中枢に上り詰めたというこの上ない達成感だったろう。
だが、それよりも、安倍昭恵が “内心もっとも気がかり” なのは、「森友・赤木ファイル問題が未だに決着していない」ということだろう。自分の存在感を高めて、結局は、この事件の真相追及をうやむやにさせたい、というのが彼女の腹のうちだろう。
だが、安部昭恵が人として一番にやるべき宿題は、隠蔽されたままの森友問題の真相、自殺に追い込んだ赤木ファイル問題の真相解明に向き合って、人生のすべてをかけて償いをすることだ。
メディアも、今それを言わずして、いつ言うつもりなのだ。
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1955年、原乳の腐敗を隠すため産廃由来のヒ素混入物質を投入した森永乳業の粉ミルクで130人以上の乳児死亡、1万3千人の患者。反省なき森永は国を使って20年に亘り救済運動を弾圧。不買運動で倒産寸前となった森永は渋々救済案に応じるが、以降も不正な工作を続け2022年再び提訴された。
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プーチンに媚び、煙幕を張る安部昭恵|森永ヒ素ミルク中毒事件資料館 岡崎久弥
https://note.com/no_more_morinaga/n/na00213b5eb2e