私には、少し変わった子ども時代の記憶があります。
小学校一年生の頃、森永ヒ素ミルク中毒事件をめぐる運動が再び大きく広がった時期がありました。
市民運動も活発になり、森永不買運動に関するさまざまなグッズが作られました。
ある時、集会の会場で、そのグッズを販売する手伝いをすることになりました。
しかし、ただ店番をしていても、なかなか売れません。
そこで言われました。
「持って歩いて売ってきなさい」
私は首からひもをかけ、箱を下げました。
箱の中には、森永不買運動のマッチ箱がたくさん入っています。
そして、集会の会場を歩きながら、
「森永不買のマッチはいりませんか」
と声をかけて回りました。
今思えば、小学校一年生の子どもが、なかなか大変な役目をしていたものです。
周りから見れば、まるで昔話の「マッチ売りの少年」です。
もちろん当時の私は、何の疑問も持たずに一生懸命やっていました。
でも、今振り返ると、
「まだ右も左も分からない子どもに、こんなことをさせてよかったのだろうか」
と少し考えてしまいます。
児童労働……だったのでしょうか。
そんな冗談も言いたくなるほど、あの頃の運動は、家族も子どもも含めて、多くの人の生活の中に入り込んでいました。
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1.WHO [世界保健機関] 搾取的粉ミルクマーケティングの衝撃的レポート [1] [2] [3] / WHOが乳幼児食品業界に対し搾取的粉ミルクマーケティングの中止を要求 [1] 粉ミルクとタバコは、国際的な販売禁止の勧告がある唯一の二つの製品である [ 2 ] [3] / 2.United Nations University Press [国際連合大学出版] 技術と産業公害> 森永ヒ素ミルク中毒事件 [English Version] [1] /3.Report of Morinaga Arsenic Milk Poisoning Incident [English Version] [1] [2]
©森永ヒ素ミルク中毒事件資料館
©Museum of Morinaga Arsenic Milk Poisoning Incident